蛸の階 稽古日記より 俳優として
「灯台守をしていた男」を演じさせて頂く
荒木晶成です。稽古日誌初投稿となります。
このページになにを綴るべきか悩みました。
高校の文化祭で演劇に出会い、
高知大学映画製作サークル21.で役者を始め、
シアターTACOGURAで1年『番町皿屋敷』『耳なし芳一』『ブレーメンの音楽隊』『須崎のまちの物語』『報われません、勝つまでは』に参加しました。
今年はフリー俳優として2年目を過ごしています。6/15.16 TRY-ANGLE『Hello goodbye 』を経て自分の可能性をもっと追求してみたいと考えました。
読み飛ばして頂いてかまいませんが……、
現在、舞台では10/4.5.6 ショープロジョクト
『君ハ嗤ウ』@蛸蔵、
10/13 おさらい会『銀河鉄道の夜』@森林鉄道、
10/19.20 蛸ラボ『ごみばこ』@蛸蔵、
11/30.12/1.2/1.2 蛸の階『行き止まりの遁走曲』
@蛸蔵.Kavc(神戸アートビレッジセンター)、
映像では12/15公開予定『泣きたくなったら、ここにおいで。』@須崎市などが控えています。
「荒木晶成」として声をかけて頂けている今、
俳優の仕事とはなにか?
ということを問い直したい。
ざっと考えてみたところ。
・戯曲の言葉を伝える
・台詞に書かれていない空白を埋める
・相手役の反応を引き出す
・身体表現で魅せる
・感情を動かす
・舞台上で役を生きる
・作品の一部になる
・共演者に刺激を与える
・演出にインスピレーションを与える
・稽古場の雰囲気を良くする
・共感と意外性の提供
どれが一番大事でしょうか?
どれもすべきことだと思います。
得意不得意はあれど、まんべんなく網羅することが求められるでしょう。
そして細分化すれば、もっと作業は多いですが、具体的にはおおよそ上記の通りです。
では次に、俳優とは「どんな価値を売る仕事なのか」といった問いが浮上します。
食品を考えればわかりやすいですが、
いまや無形のサービスを売る時代です。
俳優はどんな価値を創造して、
提供しているのか。
かなり長くなりましたので、
今回はここまで。
ではまた。